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カナダ映画スタンドオフあらすじと評価レビュー

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スタンドオフは、2015年のカナダ製作のスリラー、ドラマ映画。

 

 

あらすじ

墓地にいた少女は、ローレンスフィッシュバーン演じるヒットマンによる暗殺現場を目撃し、その瞬間をカメラに収める。ヒットマンに気付かれてしまった少女は、彼に命を狙われる。近くの家に逃げ込んだ少女は、そこに暮らす元軍人のトーマスジェーン演じるカーターに助けを求める。

 

 

感想

まず、助けを求める少女、イザベルの存在感が凄かったですね。お洒落な眼鏡をかけていて、カメラを首から下げていて、何かレオンのマチルダのような個性が出ていました。

少女役、エラバレンティーンの演技も素晴らしく、あどけなさを残しながらも少し大人びている雰囲気が出ていました。

 

ストーリーは主に1階に殺し屋、2階に少女を守る元軍人の男という状況で進んでいきますが、トーマスジェーン演じる元軍人の男が、意外と頭が良いというのもストーリーを面白くしていました。

こういう映画では、敵の殺し屋の頭がいいのはお決まりごとですが、主人公側も頭が切れるという設定により、手に汗握る知能戦になっていました。ただのご都合主義のアクション映画とは一味も二味も違うリアリスティックな作品です。

 

 

そして、カナダの人っ子一人いない荒野という情景が美しかったです。古き良き景色といいますか、どこか懐かしい情緒を感じさせ、作品を一層引きたてていました。

 

マイナーな作品だったのであまり期待せずに見てみましたが、正直かなり面白かったです。ただの、アクションスリラーではなくて、意外と深い作品で、登場人物も個性的で、カナダの荒野という設定も美しいです。観て後悔はしない作品です。