エミリーブラント主演良質サスペンス映画ガールオンザトレインネタバレなしあらすじレビュー
あらすじ
夫のトム(ジャスティン・セロー)と離婚し、傷心の日々を送るレイチェル(エミリー・ブラント)の唯一の慰めは、通勤電車の窓から見える家の人々について想像することだった。
一方、トムの今の妻となっているアナ(レベッカ・ファーガソン)は、ベビーシッターのメガン(ヘイリー・ベネット)と仲良く過ごしていたが、レイチェルがたまたま通勤電車内でトムとメガンが抱き合う光景を目撃して、というストーリー。
感想
2016年、アメリカ製作のサスペンス映画です。
エミリーブラント主演、レベッカファーガソン出演ということで内容がつまらなくても見る価値はあるだろうと思って見てみました。
エミリーブラントは近年人気急上昇中の女優で、スノーホワイトなどに出演し、高い演技力が評価されてます。
レベッカファーガソンはスウェーデン出身の女優で、ミッションインポッシブルローグネイションに抜擢されたことで注目を浴びました。
レベッカファーガソンはミッションインポッシブルで黒髪だったのが、この作品ではブロンドになっていて雰囲気が大分変わっていました。
エミリーブラントは、アル中の女性になりきっていてさすがの演技でした。かなり痛々しい役なのですが、いつものクールで抜かりない彼女に慣れている自分としては新鮮でそれだけでも見る価値がありました。
レベッカファーガソンもミッションインポッシブルのミステリアスなスパイ役からは大分かけ離れた家庭的な役を好演していて、新しいレベッカファーガソンを発見できました。
エミリーブラントが、電車に乗り過去を回想していくシーンから始まるのですが、謎めいていていきなりわくわくさせられました。
主人公の記憶を辿っていくのですが、序盤、多くの伏線が散りばめられていて、疑問が次々とわいてきます。しかし、しっかりと話が進むにつれて回収されていきます。
その伏線の回収の仕方がかなり秀逸で、主人公の女性の心理が映像、音楽で巧みに表現されていました。演出が素晴らしかったですね。
女優陣の演技が素晴らしいのはもちろん、不穏な気配を映像、音楽で斬新的に表現できていて演出も良く、ストーリーも先が読みにくいかなりよくできた上質なサスペンス映画です。